セルフケアの方法 糸ようじ(フロス)の使い方

暑い日が続いていますが、疲れやすかったり、体調を崩したりなどしていませんか??

夏は免疫力が下がったり、水分不足になりやすいので、弱った私たちの口の中では、菌が活発になり、歯周炎を起こしやすくなります。

疲れている時こそ、丁寧なセルフケアが大切です。

そこで今回は、歯ブラシではなかなか届かない部分のセルフケア用品「糸ようじ(フロス)」の使い方についてお伝えしていきます。

デンタルフロスには大きく分けて「ホルダータイプ」「ロールタイプ」の2種類あります。

 ➡ ロール(糸巻き)タイプのデンタルフロスの持ち方

1. デンタルフロスをケースから引き出し、約40cm切ります。(ひじまでの長さが目安です)

2. 中指に2~3回巻きつけ、約15cmの長さにしてピンと張ります。

3. どちらか一方の指に多く巻きつけ、1~2cmの長さにつかみ操作します。

4. 使う部位に合わせ、歯間にあてます。

 ➡ デンタルフロスの操作の仕方

※デンタルフロスの動かし方は、Y字型、F字型、ロール(糸巻き)タイプともに同じです。

1. 歯と歯の間にデンタルフロスをあてます。

2. ゆっくり、ノコギリのように横に動かしながら、歯と歯の間に挿入します。

3. 中まで入ったら、上下に動かし歯垢を落とします。

※隣り合った両面の歯をこすることがポイントです。

4. 取り出す時も、ゆっくり横に動かしながら取り出します。

<奥側にあてているところ>

<手前側にあてているところ>

歯肉の溝の中(スッと入るところ)までデンタルフロスを挿入します。

健康な歯肉でも、歯と歯肉の間には1~2mm程度の隙間があります。
この部分にプラークがたまった状態が続くと、むし歯や歯周病になってしまうことがあります。
この溝にプラークを残さないよう、溝の中にもフロスを挿入して清掃する必要があります。

糸が引っかかったり、ほつれたりする場合は、 歯と歯の間にむし歯ができていたり、歯石がついていたりしている疑いがあります。

うまくいかない所があれば、気軽にご相談ください。
使いやすい方法をお伝えし、サポートさせていただきます。